2012年5月16日水曜日

聖地オールドコース体験記

ついにその日が来ました。スタート時点で暴風雨。前を向くのも辛いぐらい。オールドコースをプレイするのに最適な天候です。予報ではしだいに良くなるとのこと。スタート小屋付近に人影もなく、いつもは出てきて「ウェルカム・トゥ・オールドコース」と握手してくれる名物スターターもいません。雨の中、一応、記念撮影です。










我々のチーム3名(坂上HD1、田中HD9、新渡戸HD10)はスタート前で緊張してます。キャディーとの挨拶もそこそこにティーオフです。田中先生のキャディーはドライバーを持たせました。私のキャディーは私にスプーンを渡してくれました。私が「ドライバーはダメ?」と聞いたら、「ウォーター」と肩をすくめました。一打目の落ち場所にスイルカン・バーン(クリーク)があります。約270ヤード先です。日本ではドライバーでもそんな距離は出ないのに、よほど下が硬いのでしょう。スプーンの一打目は残り110ヤードまでいってました。260ヤードは転がった勘定です。一番ホールの名前は「BURN」でした。



2番ホール「DYKE」のティーグラウンドです。2番目の写真がティーグランドから見える景色です。どこに打ったらいいか分かりません。やはりキャディーが必要です。この黄色い花が咲いているのが日本名「はりえにしだ」と呼ばれる、通称「ゴース」です。物凄いトゲを持っていて、触っただけでケガします。中に入るものならズボンがズタズタになります。誰も入りません。アンプレするだけです。



その後、暴風雨のため無言で淡々とホールをこなします。それでも次第に雨が止んで風だけになってきました。











アウトの8番のパー3「SHORT」が一番遠いところになります。160ヤード以上ありますが、フォローなので8番か7番でオン出来ます。ここは全員パーでした。ここはEden川河口が見通せる奇麗なホールです。

アウトの最終ホール9番、340ヤードちょっとですが、坂上先生がワンオンしました。
イーグルパットは惜しくもはずれました。私も距離は届いてましたが、タダのパーでした。カモメがずっと観戦してました。


インに入って10番「BOBBY JONES」、11番「HIGH」とハウスとは逆のイーデン川に向かいます。強いヘッド・ウインドになります。この11番のパー3がくせものでした。手前と左のバンカーは背丈の倍はあります。ここにつかまって10叩いたウシロの組の方もいました。坂上先生も左のバンカーにつかまって、何とかでましたが、こんなもんでした。



ここからはハウスに向かって戻ります。風も弱まって、少し暖かく感じてきました。いたるところにバンカーがあります。大きなハート型の「HELL BUNKER」など入ったらひとたまりもありません。少しずつ皆さん、余裕が出てきました。雨具も脱ぎました。










いよいよラスト2ホールです。名物のホテル越え、17番「ROAD」です。我々3名は全員、見事に越えました。私はOLDのOを狙うように言われました。タイガーウッズはHOTELのLの右を狙うそうです。






ホテルの壁の向こうはこのようになってます。この道路は町の人たちが我々プレイ中でも歩いたり、ジョギングしたり、サイクリングしてます。ただゴルフ中のルールはバンカー扱いだそうです。なので「ロード・バンカー」という名称です。




グリーン脇のこれが有名な「トミーズ・バンカー」です。トミーズ雅ではなく、中島常幸が13回叩いて有名になりました。地元の人たちも知ってました。記念撮影に入ってみましたが、そんなに深いバンカーではありませんでした。ただ、グリーンの奥行きが無く、すぐロードバンカーなので、よっぽど開いて打たないとダメだったのでしょう。


泣いても笑っても聖地オールドコースは残り1ホールになりました。
最終ホール18番「TOM MORRIS」です。スイルカン・バーンに架かるスイルカン・ブリッジを渡ります。我々がティーショット打っている最中も観光客が塀を乗り越えて記念写真を撮ってます。当然、私たちもこれだけは抑えておきました。









最終グリーンに乗ると垣根の向こうには沢山の観光客ギャラリーが見つめてます。ちょっと良い気分です。と同時にこれで終わりかと寂しい気持ちも湧いてきます。



夢の聖地巡礼は終わりました。有り難うオールドコース!
思い残すことはありません。
と言っては見たものの、もう一度来てみた〜〜〜い!!



















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