2012年5月10日木曜日

ケアンゴームス国立公園とダンディ

ハイランド地方にあるケアンゴームス国立公園は大昔は氷河だったところです。土壌も悪く木が育ちません。
この道路にあたるところが氷河底になります。山肌の黒く見えるところはヒース(Heath)が咲きかかっているところです。スコットランド人はヘザー(Heather)と呼びます。このヘザーが湿地帯の泥炭と混ざるとピートという乾燥させると独特の香りがする物質に変ります。ピートはスコッチのシングルモルトを作る上で不可欠のものです。
ピートです。なかにヘアーの繊維が見えます。
湿地帯にはピートを採取する小屋がところどころにあります。観光客はここに入れないように柵で囲ってあります。

グレンシーという有名なスキー場もありますが、今年は小雪のため営業出来なかったようです。


山を下りてくるとスコットランド松の林、そして白樺の林が続きます。
スコットランド松は日本松と違って、杉のように真っすぐです。そのため、昔から船のマストとして使われました。



国立公園を降りるとダンディという町に出ます。そのときに渡る川がテイ川、そしてこの橋がテイ橋です。初代の橋は嵐によって崩れ落ち、大勢の被害者も出たそうです。

車の中から撮影したので、画像が良くありません。見える船はスペースシャトルの名前にも使われたディスカバリー号です。複製です。ダンディ出身のスコット大佐が南極大陸上陸したときに使った船ですが、スコット大佐はそのあと消息不明になっているので、ここに複製して飾ってあります。

次は北海油田の基地、アバディーンです。伊藤博文も訪れた町です。








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